デシコビ（Descovy）によるHIV予防

PrEPのためのデシコビとは？

デシコビ（Descovy）は、2019年10月に米国FDAからHIV予防への使用が承認された新しい製剤のPrEP（曝露前予防薬）です。ギリアド・サイエンシズ社が開発し、米国ではより広く使用されています。

デシコビは、1錠に2種類の抗レトロウイルス薬（ARV）が配合されています:

• エムトリシタビン（FTC）200mg
• テノホビル アラフェナミド（TAF）25mg

PrEPとして毎日服用する場合、デシコビはツルバダ（Truvada）と同等のHIV予防効果があることが確認されています。また、ある研究では、使用する有効成分（TAFとTDF）の違いから、デシコビはツルバダよりも骨や腎臓に関する問題が少ないかもしれないことが示されています。

デシコビの使用方法

デシコビは、基本的にツルバダを毎日服用するのと同じように服用します:

• 1日1回、デシコビ錠を食事の有無にかかわらず服用する。
• HIVに感染したときだけでなく、毎日デシコビを服用すること。
• デシコビの服用を怠ると、HIVに感染するリスクが高まる可能性があるため、服用を怠らないようにしましょう。

デシコビを服用する際の注意点:

• デシコビを飲み始める前と飲んでいる間は、HIV陰性でなければなりません。すでにHIVに感染している場合、または自分のHIVの状態を知らない場合は、デシコビを服用しないでください、またはあなたのHIVは将来的に治療が難しくなる可能性があります。

• デシコビはHIVのリスクを減らすのに役立ちますが、他の性感染症（STI）を防ぐものではありません。STI に感染するリスクを減らすために、他の予防策を講じる必要があります。

デシコビ（Descovy）とツルバダ（Truvada）の比較

ツルバダよりもデシコビの方が副作用が少ないようなので、ツルバダよりもデシコビを好んで飲んでいる人もいます。ディスカバー・トライアルによると、デシコビを服用した人は、ツルバダを服用した人に比べて、下痢、吐き気、疲労、腹痛の経験が少なかった。また、腎臓に持病のある方にも良いようです。

少なくとも、デシコビは、これまでツルバダ（またはツルバダのジェネリック）を使用できなかった、あるいは使用しないよう勧められた人々に、PrEP薬の新たな選択肢を提供するものです。

PrEPの中でもより新しい製剤であるデシコビの試験は、ツルバダと比較してより限定的である。例えば、デシコビの試験は、男性とセックスをするシスジェンダーの男性に対してのみ行われ、他のグループの人々にはまだ試用されていません。また、1日1錠の投与としてしか試験されておらず、イベントベースの投与ではありません。

また、デシコビはより新しい製剤であることを考えると、世界のほとんどの地域でツルバダよりも高価である。しかし、TaficitaやTafero EMといったデシコビのジェネリック医薬品が入手可能なため、ツルバダの代替品としてより手頃な価格になっています。

デシコビのジェネリック

現在、デシコビのジェネリック医薬品は2種類発売されています:

• Taficita (Mylan)
• Tafero EM (Hetero)

両製品ともギリアド・サイエンシズ社のデシコビと全く同じ製剤（エムトリシタビン200mg、テノホビル・アラフェナミド25mg）で、同じように作用する。

私たちは、上記の両製品を非常に競争力のある価格で調達することに成功し、デシコビのジェネリックをツルバダのジェネリックの代わりとして、皆様にお求めやすくしています。

デシコビはいくらですか？

デシコビは30日分で平均25万円以上することもある。

しかし、PrEP Onlineでは、1本2800円から、30日分使えるデシコビのジェネリックを購入することができます。

ジェネリック医薬品は、製造する企業が新薬の開発・販売にかかる費用を繰り返す必要がないため、一般に安価です。